この事例の支援内容
この支援について相談するプロジェクト期間: 2025-12-16〜2026-02-28
同社について
同社は、旅行会社や宿泊施設向けにクーポン事業や決済手数料サービスを展開している金融・保険業の企業です。今後は旅行会社以外の法人(大学や企業の社員旅行など)へも対象を拡大することを検討しています。
営業管理においては、顧客対象に応じて旅行会社を「商談(Account)」、施設・加盟店を「リード(Lead)」としてオブジェクトを使い分ける特有の管理構造を有しています。
同社の課題
サービス対象の拡大局面において、問合せ対応や営業プロセスの効率化が急務となっており、Web商談や訪問商談の録画・文字起こし、AIによる要約作成、およびSalesforceへの自動データ連携による手動入力の撤廃(工数ゼロの入力システム構築)が要望されていました。
既存ツールであるrakumoスケジューラーの利用が定着している中、カレンダーへの表示崩れを起こさずに連携させることや、商談・リード双方向に紐付くフィードバック機能の実装、Salesforceの標準行動レコードにおける255文字制限の回避といった技術的制約への対応が必要でした。
現場での変化
商談後の自動文字起こし・AIサマリー生成およびSalesforceへの自動連携システムの設定・構築を完了しました。
商談およびリードの両方に対応する「フィードバックオブジェクト」を作成し、顧客自身が設計した評価指標に基づくAIスコアカードプロンプトを設定・動作確認しました。
rakumoスケジューラーの説明欄にはAIサマリーのみを表示し、詳細な文字起こしはカスタムオブジェクトに集約する表示制御や、未紐付けスケジュールの自動転記設定を完了しました。
提供サービス、内容
商談録音・文字起こしツール「Bell Sales AI」と「Salesforce」の連携基盤を構築しました。AI処理や後続検索の精度を高めるため、文字起こしテキストとサマリー(要約)を同一の項目にまとめず別項目に分割して格納する構造を設計しました。さらに、標準行動レコードの255文字制限に対応するため、商談とリードの両方にルックアップ(紐付け)できる独立したカスタムオブジェクト「フィードバックオブジェクト」を作成・配置しました。
商談の質の向上と確認作業の自動化に向け、AIスコアカード機能を構築しました。同社が定義した評価指標、点数、改善ポイントを反映したプロンプトを組み込み、商談選択や説明欄更新のタイミングで自動的にフィードバックが作成されるよう設定しました。生成されたフィードバックは、商談・リード双方の詳細ページにある関連リストに連携される構成としました。
既存の運用ツールである「rakumoスケジューラー」との連携調整を実施しました。スケジューラーの画面崩れや不具合を防ぐため、説明欄へは要約(サマリー)のみを自動反映させ、文字起こしデータ本体はSalesforce側のフィードバックオブジェクトに保存させる切り分けを行いました。また、リードや商談に紐付いていないスケジュールであっても自動でフィードバックレコードを生成して文字起こしを転記する処理や、ネクストアクションの連携設定を実装しました。
X-mov Japan株式会社の価値
旅行会社と施設で「商談」と「リード」を使い分ける特有の管理体系や既存ツール(rakumoスケジューラー)への強い定着度を考慮し、現場の運用フローを変えずに自動化を実現するシステム構成を提案・構築しました。
Salesforceの文字数制限(255文字制限)に対して独立オブジェクトを設計した点や、サマリーと文字起こしの分割格納など、将来的な検索性やAI活用を見据えた最適なデータ設計を適用しました。
