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業界別ソリューション

【物流業界】高い生産性を運搬ロボットで実現

世界的なパンデミックによる在宅需要の広がりで、E-commerce市場は、2020年BtoC国内市場で21.71%増の12兆2333億円(物販系分野)と大きな広がりをみせています。一方、小売全体に対するEC市場規模の割合を示すEC化率において、日本は8.08%(BtoC-EC)とアメリカの約10%や中国の約44%と比較しこれから伸びる市場の一つとして注目されています。

また、EC需要の増加に伴い、配送業務を行うヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の主要3社の宅配便取扱個数は、昨年比+約5億個の45億個近くまで増加しており、高いEC需要を背景に物流倉庫で働くスタッフの人材不足が深刻化しています。

参考
総合物流施策大綱 https://www.meti.go.jp/press/2021/06/20210615003/20210615003-1.pdf

物流を取り巻く動向と物流施策の現状について https://www.mlit.go.jp/common/001354690.pdf

移動距離の削減により高い生産性を実現

スタッフの高齢化に伴う重労働の軽減

従業員の高齢化率が年々高まり若い労働力が貴重になっている中、スタッフの身体的負担を軽減しつつ生産性を向上できる施策が求められます。大型の物流倉庫では、スタッフの移動距離が10km以上になることもあると言われ、身体的な負担も少なくありません。それに伴い、作業における移動時間の割合も比例して高まり、物流ロボットの活用が期待されています。また、物流業界においても重たい荷物を持ち上げる際の負担を軽減するパワースーツも注目されています。

イレギュラーな小ロットの荷物輸送を運搬

物流倉庫や工場では既に組み込まれたレーンを用いて入庫や出荷などを行なっていますが、イレギュラーな荷物を輸送するには従来まで人間がカートなどを用いて直接目的地まで届けるしかありませんでした。多くの企業では、イレギュラーに発生する業務フローのために新たに専用レーンを設けることは費用対効果の観点から投資を行うことは多くありませんでした。しかし、通常行っている業務の手を止めて輸送を行うタスクは、業務全体の流れを止めることを意味します。物流ロボットを用いることで、業務を停止させないスムーズなオペレーションを実現することができます。

人とロボットの強みを活かした協働作業

広大な物流施設や工場において生産性の高い業務をこなすために、人とロボットの強みを棲み分けることが重要です。オペレーションによって最適な業務分担は異なりますが、一般的に複雑な商品のピッキングは人が行い、定型化される輸送業務においては物流運搬ロボットが担当する場合が多くあります。それぞれの得意分野と業務オペレーションに合わせて最適な配置を行うことで、生産性の高い業務遂行の実現が可能となります。

運搬ロボットで離職防止と生産性向上を実現

物流運搬ロボットを導入することで、スタッフの業務負担軽減と対応個数増加を実現

01身体的負担軽減で離職・採用コストを抑制

02新たなレーン新設にかかる費用を大幅削減

03柔軟なレイアウト変更で処理範囲を拡大

Pick UP Robots

この業界で活用されるロボット

  • Freight

    物流倉庫や工場などの輸送を行うロボット。高いマッピング技術で障害物や突然の飛び出しに対応、洗練されたクラウド制御ソフトで最適なルートを計算し安定的に走行します。

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  • PEANUT

    配膳と下げ膳業務に特化した中国製フロアーロボット、居酒屋や焼肉店、その他レストランで活用されています。

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