[ざっくりまとめ] NEDO 技術戦略研究センターレポート

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 (以下、NEDO) では、将来豊かな未来を実現するいくつかのイノベーション分野を策定し、市場状況などに報告書を発表しています。

参考: https://www.nedo.go.jp/content/100764486.pdf

本記事では、『TSC Foresight ロボット分野(2.0領域)の技術戦略策定に向けて』NEDO 2015 のレポートをざっくりと要約します。

ロボットの分類

ロボットをニーズで区分すると以下の3つに分けられます。

産業用ロボット

主に製造業や食品工場などで使用される「繰り返し作業」が得意なロボット。近年では知能化が求められ、繰り返し作業を超えた知能を持った作業ロボットの展開が期待されています。

フィールドロボット

災害現場で活躍するロボットのこと。福島原発事故で危険区域に投入されたアイロボット社のパックボットなどが挙げられます。

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サービスロボット

近年では、2005年の愛知万博前後に注目されたアシモの二足歩行 といったパフォーマンス中心のロボットからサービス現場に投入可能なロボットが期待されている分野。今後の拡大市場として注目されています。

※X-mov Japan株式会社では、サービスロボットの現場導入の支援を行なっております。

ロボットの主要技術要素

ロボットを構成する技術として4つの主要技術が存在すると言われています。

1.人工知能

ディープラーニングや機械学習といった技術により、音声認識や画像認識が向上しロボットが周囲の情報などを判断する際に用いられます。

2.センシング

いわゆるセンサーを用いた情報認識のことを指す。自動運転車にも搭載されているLiDarスキャナー(物体検知や距離測定などが可能)や高性能カメラによってロボットが得られる情報の質と量が多くなります。

3.制御

ロボットを動作させるためのプログラミングやモーターなどの技術のこと。特に産業用ロボットでは、ティーチングと呼ばれるロボットに動作を覚えさせるプログラミングが特に重要であり、直感的に動作制御できるソフトなども開発されています。

4.駆動

アクチュエータと呼ばれるロボットに動力を与える人工筋肉の技術。パワースーツなどでも利用されています。(参考)

最後に

いかがでしたでしょうか。一般の方にはあまり知られていませんが、一言に『ロボット』といっても幅広く大きく分けて3つあります。特にサービスロボットでは新型コロナウイルスによる需要増加を要因として、世界のサービスロボットの売上高(2018-2019)は、前年比32%増の112億米ドル(約1.22兆円)と拡大しております。(日本ロボット工業会より)

X-mov Japan株式会社では、幅広い業種の法人様にサービスロボットの現場導入支援を行なっております。まずは課題やご要望などヒアリングさせていただき、最適なサービスロボットとソフトウェアをご提案させていただきます。

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